不動産
写真は都内某所。
おはようございます。
梅雨に入った沖縄では
公私ともに、屋外での行動の予定が
立てにくくなってしまいました。
さて、不動産には
関連する法律や法令がたくさんあります。
そして、それらは
時代や世の中の変化とともに
変わっていくものもあります。
例えば、耐震基準は
昭和56年に大きな改正がありましたし
一昔前は姉歯事件の影響で
耐震チェックの過程が厳しくなっています。
それらの法律が改正された後に
新しく建てられる不動産は
もちろんこれらに適合したものとなっていますが
世の中には、
法律が改正される前から
建っている不動産も
たくさんあります。
そうなると、
これらの不動産は
”既存不適格”の建築物といい
将来建て替えを行ったりする際には
その時点で、法律の新しい基準に
適合しなければなりません。
これらの不動産を取引する際には
不動産屋はこれらの事実を
買主にきちんと説明をしなければなりません。
でないと、例えば
”4階建ての中古住宅を購入し
何十年後に建て替えをしようとしたら
2階建ての家しか建てられなかった”
なんていうことにもなります。
笑い話にもならないような話ですが
実はこのような物件は
世の中には、意外によくあるんです。
そして、中には
建て替えさえも出来ない、
なんていう物件もあります。
家を建てたり、建て替えする際には
まず道路が存在していることが必要なのですが
うちは今、家の前に道があるから大丈夫ですよ。あはっ
と思っていても
実はその道路が、
必要な要件を満たしておらず
建て替えが出来ないというケースもあります。
こういう物件を
キチンとチェックし
今後、どう対処していくかを
アドバイスするのも
不動産屋の役割の一つですが
そのためには、所有者なり
売主さんの協力が不可欠です。
そんな不動産の現実の世界ですが
明日は、ちょっと困ったケースについて
書いてみたいと思います。