不動産
値引き交渉術(つづき)
昨日はお客様のお祝いでお花を。お店はフラワースタジオグロウさんで
おはようございます。
外は北風が涼しいのに
室内は何だか蒸し暑い朝です。
さて、
昨日の続きです。
不動産の値引き交渉についてでした。
不動産も
未だに値引き交渉の文化が残っている
ビジネスの一つです。
現実のところでは
物件ごとの事情によって
値引き交渉が出来そうな物件と
そうでない物件の両方が存在します。
また、
同じ物件であっても
売主さんのその時その時の状況や
心理状態によって
値引き交渉に応じてもらえたり
一切値引き不可の場合もあります。
例えば
一度は値引きに応じてくれたのに
またある時はダメ!
ということもあります。
さらに、
値引きに応じてもらい
その値段で買い手との商談がまとまった途端に
「もう少し高い値段で売れるんじゃないか~」
という欲が出て来て
「ヤッパリこの値段で売るのは止~めた」
ということさえもあります。
このあたりが
ややこしいところです。
それくらい
不動産の商談と言うのは
不安定な場合もある
ということです。
しかし、不動産は
扱う金額も大きいので
値引きの有無で数百万円、
場合によっては数千万円の
違いが出てくることがあります。
そんな状況ですので
不動産の値引き交渉と言うのは
不動産屋も気を使うものです。
また
売主さん、買主さんの双方には
真剣に検討いただく必要があります。
そのためにも
買主さんには
きちんと現地をご見学・ご確認いただいて
物件を気に入って頂く必要があります。
その上で
「この金額ならば購入します」
という申込みを行って頂きます。
この申し込みが
売主さんに対しての
真剣な意思表示になるのです。
そして、それが
少しでも良い条件を
引き出すことになるのです。
そんな値引き交渉ですが
不動産の商談においては
気を付けなければならないケースもあります。
それは、
他のお客さんとの兼ね合いです。
例えば、
一つの不動産を
複数のお客さんが気に入ったとき
値引きありのお客さんと
値引きなしのお客さんとでは
売主さんの対応にも差が出て来ます。
売主さんは
少しでも高く売りたいものですから
やはり値引きなしで買ってくれる
お客さんの方を選びます。
そうすると
値引き交渉をした方は
後回しにされ
結果的にその物件を購入出来ない
と言うことにもなります。
ですので
本当に気に入った物件の場合は
値引き交渉をするかしないかは
よく考える必要があります。
このように
売主さん、買主さんの
頭を悩ませる値引き交渉ですが、
両者に真剣になって頂くための環境つくりなど
これが不動産屋の腕の見せ所の一つとも言います。アッサリ撃沈もありますケド
そんな場面を
たくさん経験できる
不動産屋になりたいものです。今日はキレイにまとまった