不動産
共有名義にする前にもう一度思い浮かべよう
☆写真は宮古島の池間大橋☆
おはようございます。
沖縄は週末には
いよいよ梅雨明けしそうですね。
さて、
”不動産の共有名義”については
これまでも何度か書いたことがありますが、
巷の一般的な情報誌では
共有名義のメリットについて
書いてあることが多く、
デメリットについては
最後の方に、
ほんの少しだけ書いてあるケースが多いですね。
まぁ、情報誌というのは
イメージ戦略上
どちらかというと
前向きなことを書く必要がありますので
そうなるのかも知れません。
しかし、
不動産屋が経験する
実際の現場では
前向きなイメージとは異なる
ドロドロとした場面に遭遇することもあります。
例えば、
親の名義だった不動産を
相続により子供たちの共有名義にする
というケースは良くありますが、
それから数年後、
何らかの事情で
その不動産を売却することになったとき、
話し合いがうまく纏まらない
ということが良くあります。
例えば、相続の際に
既にコジれてしまっているケースもありますし、
売却にあたっても
子供によって売却する・しないで
意見が分かれる場合もあります。
兄弟間での共有名義だけでなく
夫婦での共有名義も同様です。
以前、あるお客さんから
ご相談があったケースでは
離婚に伴い、
二人の共有名義であった不動産を
売却するというものでした。
離婚の場合、
どちらかがその不動産を
引き受けるというケースもあるのですが、
今後の住宅ローンの支払い等を考慮し
この時は、いっそのこと売却してしまうというお考えでした。
ご相談を頂き
お二人の間に入ってお話を進めましたが
まぁ、両者の考えが合わないですね。
そもそも
離婚するくらいですから
意見も合う訳がありません。
そんな状態ですので
お二人との打ち合わせも
別々に会ってお話を伺うというものでした。
また、何かにつけて
”離婚の理由はどうだ、こうだ”とか
”浮気がどうだこうだ”とか
相手のことをノノシるような
お話もたくさん聞かせて頂きました。
どちらかというと
不動産の相談と言うよりは
離婚の相談という感じでもありました
このような現実も見てしまうと
どうしても共有名義を
バンバン推進するという気持ちにはなりません。
兄弟も夫婦も
最初から仲が悪いなんていうことは
まずありませんが、恐妻に豹変する奥さんはよく居ますが
不動産の名義を共有にするときは
そうなった時のことも考えて
慎重に行うべきだと思います。
この記事へのコメント
私の知合いも共有が大好きで何でもかんでも共有にする人がいます。でも今いろいろと困って相談を受けています。
明日のブログに書こうと思います。
ブログネタありがとうございました(笑)。
明日のブログに書こうと思います。
ブログネタありがとうございました(笑)。
Posted by むらた at 2012年06月21日 09:15
むらたさん
共有名義と区分所有は
物件によっては状況が複雑ですよね。
でも、そんな複雑な状況があるからこそ
それをひも解きする不動産屋の
存在意義があるんですよね。
明日のブログ楽しみにしています。
共有名義と区分所有は
物件によっては状況が複雑ですよね。
でも、そんな複雑な状況があるからこそ
それをひも解きする不動産屋の
存在意義があるんですよね。
明日のブログ楽しみにしています。
Posted by takahiro at 2012年06月21日 10:02