不動産
仲介手数料は仕事が終わるまでは預かり金
おはようございます。
沖縄は本日の夕方より
台風の暴風域に入ります。次の台風も、すぐ近くに控えてます
今晩は停電も予想されますので
道草しないで早く帰って
サッサとお風呂を済ませておくのが賢明でしょう。
さて、不動産の取引に伴い
お客さんからいただく仲介手数料は
不動産屋にとって貴重な収入源です。
一般の人からは
不動産屋は仲介手数料が高くて、イイ商売ですよね。あはっ
とよく言われますが
仲介手数料とは
高額な買い物である不動産を
安心して購入いただくための
難儀代と保険料の要素もあります。
そんな貴重な仲介手数料ですが
例えば、不動産の売買の際に
契約締結時にその半額をお預かりし
最終の引渡し時に残りの半額を頂く会社もあれば、
最終の引渡し時に
一括で頂く会社もあります。
これは、
各不動産屋の方針であって、
宅建業法で、どちらにしなければならない
という取り決めはありません。
しかし、当社の例ではありませんが
全国では、物件の引渡しが終わっても
お客さんから、手数料を
一部の金額しか支払って頂けなかった
という事例もあるようですので、
そのリスクヘッジと言うか
担保という目的で
契約締結時に手数料の半分をお預かりするという
目的もあります。
しかし、そんな目的はあったとしても
契約時にお預かりした手数料は
仕事が完結するまでは
あくまでもお客さんからお預かりしたお金ですので
本来は手を付けてはイケないものです。
これまた、しかし
全国の事例を見ると
仲介手数料に限らず
不動産屋が契約時に
お客さんから預かったお金に手を付けているケースも
未だにあるようです。
そして、これらは、
一旦契約したものの
何らかの事情で
契約がキャンセルとなり、
お客さんが不動産屋に返金を求めたところ
アレコレ理由をつけて返金しない
というケースが多いですね。
中には、
本当にお客さん側に問題があるケースもありますが
多くは、不動産屋がお客さんから預かったお金を
既に使い込んでしまったため
返金しようにも原資がない
というケースです。
そもそも、
そのようなことを企てる不動産屋は
きっと仕事の進めかたにも
問題があると思われます。
ビジネスにおいて
前金とか手付金とか預り金
と言うのは
確かにキャッシュフローの意味も持っていますが
そもそもの認識を間違えると
あっと言う間に
悪徳ビジネスに成り上がってしまいます。