不動産
困った売主さん
田舎モノの心をつかむ西新宿の高層ビル(しばらくは東京の写真が続くカモ・・・・)
おはようございます。
沖縄は梅雨らしくジメジメしてきました。
周りを海に囲まれた沖縄は
もともと湿度が高いところに
梅雨のこの湿気ですので
ほんの数日で
カビやムシの発生の原因になってしまいます。
さて、不動産の売買に際しては
それぞれの立場で
色々とチェックしなければならない点があります。
買主さんの側の立場からすると
駅からの距離や
日当たり、周辺環境、
夜の雰囲気、方角など
日常の生活に直結する点が
気になりますよね。
もちろん、それらも大切ですが
不動産屋はもう少し違う観点で
不動産をチェックしています。
例えば、
”建物や土地に欠陥は無いか”
”違法建築ではないか”、
”将来建て替えは出来るか”、
”隣地との境界線に越境は無いか”
などです。
一般的に、不動屋が
お客さんにご紹介する物件は
これらの問題が無い物件、
または、現在は何らかの問題があっても
引渡しまでに問題を解消することが出来る物件です。
また、引渡しまでに解消が出来ない場合でも
将来に渡って発生する可能性がある問題を顕在化させ
今の時点で出来る対処をします。
このうち、
引渡しまでに問題を解消したり
今の時点で出来る対処については
売主さんの協力を頂きながら
進めていきますが
売主さんの中には、
そんな細かいことを言うお客さんはパスして
問題があるままでもイイというお客さんを探してよ。
と言われることがあります。
この背景としては
売主さん自身が
この物件を購入した際に
前の売主さんや不動産屋から
これらの問題について
何の説明も無かった
というケースがほとんどです。
そして、
自分が物件を購入する際に
何も困ったことが無いんだから
わざわざ、寝た子を起こすように
お金も手間も掛かけて
自分が問題を解決する必要など無い
とお考えです。
しかし、これは、
大きな間違えです。
私からすると
”その時に、タマタマ問題が発覚しなかっただけ”
です。
本来、これらの問題は
売主さんが、過去にその物件を購入した際に
解決されているべきものが
解消されずに引渡しを受けたものに過ぎません。
これを、問題を解消しないままで
新しい買主さんに引渡しをすることは
問題を次の世代に先送りしているだけです。最近の政府と同じ
このような話を
売主さんには
ヤンワリとご説明するのですが
それでもご理解を頂けない場合は
残念ながらお客さんへのご紹介を
ご丁重にお断りすることもあります。
売主さんからすれば
その不動産を売却さえすれば
自分が困ることは無くなると思えば
わざわざお金と手間を掛ける必要なんか無い
と思いがちです。
しかし、
そんな物件を引渡された買主さんにとっては
不幸の始まりです。
不動産は高額な買い物なので
買主さんは
安心して購入したいものです。
不動産屋は
不動産に関する問題解決力を持っています。
そうじゃないところもあるけど
ですので売主さんも、
必要な手間とお金と協力は惜しまないで
不動産屋のアドバイスに従い
後々まで気持ちの良い取引きをしましょう。
さて、本日も中古住宅~居抜き物件のご案内があります。