おはようございます。

この週末からは、気温も穏やかになりそうです。日本語がオカシイ？

沖縄に来ている各種プロスポーツのキャンプも

効率が上がるといいですね。


さて、今日は不動産チックなネタで

異論・反論があるのも承知で書いてみますので

興味のない人はパスして下さいね。


年度末を控えたこの時期は

転勤や進学の引っ越しシーズンです。


賃貸を中心にされている不動産屋は

一年で最も忙し時期です。羽振りも良くなる時期（笑）


そんな引っ越しシーズンに合わせて

新聞や雑誌やネットでも

”引越しの際のトラブル防止”

なんて企画も多く取り上げられています。


その中で出てくるのが

退去時の”原状回復”。


簡単にいうと、

部屋を出て行く際に

賃借人はどこまで元通りにして

行かなければならないか

ということです。


これについて、

ほとんどの企画で

弁護士さんや司法書士さんなんかが登場し


退去に際しては、国交省のガイドラインというのがありまして～、
それによると入居者が普通に生活しているのに伴う損耗や汚れは
　　　　　　オーナーさんの負担で元通りにするべきなんです～。

と言っています。


具体的には

退去する際のハウスクリーニングや

畳の表替えや

床やクロスの汚れ・傷みにともなう張替えは

入居者の負担ではなく

オーナーさんの負担で行うのが基本ですよ

ということです。


確かに基本はそうかも知れませんが

これまでの経緯や

実情を理解しないで

それを、あたかも当たり前のように語られると

かえって物事をややこしくします。


この話、何も

私が不動産業者だから

言っている訳ではありませんよ。


私はサラリーマン生活が長かった分

まだ不動産業界にどっぷり浸かっていませんので

不動産業者の立場だけではなく

一般のお客さんの視点や観点も

まだわかるつもりなんです。


また、不動産業者になったことで

これまで全く見えなかった

大家さんやオーナーさんの心理や状況も

分かりようになりました。


ですので、

このケースで言うと

入居者とオーナーさんの

両方の気持ちが分かるんです。


借りる側の心境からすれば

これから入居するのであれば

自分に返ってくることだから

多少負担が発生しても仕方ないと思いますし

これからお付き合いする人たちと

わざわざトラぶりたくはないですよね。中には最初からトラブルメーカーもいますけど


しかし、退去の際に

それまで毎月シッカリ家賃を払ってきたのに

これから出て行くという時に

家賃とは別に、更にお金を取られるのは

何だか自分だけが損している気分になりますよね。


ましてや、

国交省やそれなりの立場の人が

そう言っているんだし

ネットで調べてみても

ほとんどの人がそう書いていますので

まず間違えないと普通に思いますよね。


また、自分はもう引越しするんだから

大家さんや不動産屋と

トラぶっても後腐れない

という心境も起きるでしょう。


そこまで来ると

退去する側としては

かなり強気に出れるでしょう。


ん～。

この話、まだまだ長くなりそうですので

続きはまた明日。明日には纏まるかな～