おはようございます。

今朝は雨粒の音が

目覚まし代わりになりました。洗濯モノが・・・


さて、不動産の要素の中で

重要なものの一つとして

電気、ガス、水道、下水道などの

インフラの整備状況があります。


市街地の物件であれば

これらのほとんどは既に整備されていますが、

更地の土地に

これから家を建てようとするとする時には

所有者の方の自己負担で

水道や下水道の敷地内への

引き込みが必要になります。


また、沖縄の場合は

市街地を少し離れると

公共の下水道が整備されていないところも多く

この場合は”浄化槽”という

汚水を分解・処理する大きなタンクを

敷地内に埋め込む必要があり、　核シェルターみたい

そしてこれらは定期的な検査とメンテナンスが必要です。


また、県外のお客さんから

よくお問い合わせを頂く

ヤンバルの物件になると

これらのインフラが全く整っていないところも多いので

この辺りはあらかじめ理解をされておくことを

おススメします。


例えば、

ヤンバルの山の中は

電気さえも来ていないところもたくさんありますが

この場合は、電力会社や

電気工事屋さんに有償で

電気を引いてもらわなければなりません。


まぁ、電気の場合は、ある意味

費用さえ負担すれば

何とか使えるようになりますが

お金の問題だけで解決出来ないのが

水道です。



そんなの、ヤンバルなんだから
山の水や川の水を使えばイイじゃないですか。あはっ

と思うかも知れませんが

最近は、ヤンバルでも農薬を使用されているところも多く

山水にそれが混入している可能性もあります。


また、川の水も

誰かが上流で立小便や野グ○を

しているかも知れませんので

容易には口に出来ません。　ブレンド風味


そうすると、

公共の水道をそこまで引いてもらうよう

役場にお願いしなければなりません。


しかし、その役場も、どこでもかしこでも

水道を引いてくれる訳ではないのです。


役所は

誰もが等しくサービスを受ける権利を

履行出来ることを理想としていますが

現実的には、

たった一人（一家族）のために

費用を負担して

そこに水道を引き込むという判断は

ナカナカしてくれません。


ましてや、人口が少なく

財政の厳しい町村だったりすると

尚更です。



じゃあ、その費用を土地の購入者が
負担すればイイじゃないですか。あはっ

と思いますが

水道管を引くには

役所や他人の土地を通過したり

掘削したりしなければならないため

費用とは別に、権利関係や

地主さんの了解の問題が出てきます。


また、水道管の距離が長くなると

水圧を確保するために

ポンプという加圧する設備が必要となり

その設備の設置場所や

それを動かすための電気の確保や

メンテナンスの問題も出てきます。


水道が無ければ

飲み水や料理はもちろん

トイレの水も流せませんし

お風呂やシャワーも使えません。銭湯通い？


沖縄はで震災の被害はありませんでしたが

今年は台風による

ほんのわずかな停電でも

結構不便な思いをしたと思います。


ヤンバルの山の中では

それが毎日続く生活のようなものです。


私たちが普段、

当たり前に使っている

電気・上下水道・ガスなどは

それを運営・経営する

役場や企業のサービスによるものなんだと

ヤンバルに行く度にあらためて思います。