不動産
生かすのも罪をつくるのも人間
(写真と本文は関係有りません)
おはようございます。
今回の台風6号は、
四国に上陸するなり
いきなりバックしたのにはビックリしました。
やはり、これからの自然気象は
何でもアリなんですね。
さて、世の中には
たくさんの不動産がありますが
同じものは二つとないとよく言います。
この、
いろいろある不動産の中には
今の時世では
やっかいものだったり
スネに傷を持つと
見なされているものもあります。
例えば
急斜面の土地だったり
しょっちゅう氾濫する河川の直ぐそばの土地とか
その不動産の所在する場所が
たまたま現世では
条件の悪いと評価される場所にあるものです。
しかし、それは
今のように住宅に向いている土地だけが
優等生とされる
現世での評価であり、
昔のように、
農耕や狩りが主流であった頃には
急斜面の土地は、水はけが良く
柑橘類の栽培などに
評価の高い土地だったかも知れません。
また、河川の直ぐそばの土地も
温暖化もなかった昔は
河川の氾濫など無く
川魚の漁場や船場や取水所として
評価された土地だったかも知れません。
このように
今の時世では取引されにくい
不動産であっても
時代が変わると
評価もかわります。
急斜面の土地も
擁壁がしっかりされれば
眺望の良い高台の土地に変わります。
また、河川沿いの土地も
洪水の対策がキチンとなされれば
多摩川のほとりのように
人気のスポットとして
土地の価格もグッと上がるかも知れません。
その不動産が
評価をされるよう
よみがえるのは
所有者を中心として
人間が手を携えてあげた時です。
よく、実力のある不動産業者が
競売物件を自ら購入して
内部・外部をリフォームして
一般の方に再販売するケースがあります。
これは、
その物件を購入された人にとっては
きれいにリフォームされた物件を
市場の価格よりも
安く購入出来たという面で
大きなメリットがあります。
それだけでなく
その不動産にとっても
スネに傷を持ちながらも
再び生まれ変わらせてもらったという意味で
不動産自身も喜んでいると思います。
このように
不動産は人間によって
勝手に評価が下がったり
また、人間の手によって
生まれ変わることもあります。
少しカッコつけて言うと
そんな不動産の生まれ変わりを
お手伝いするのも
不動産屋の仕事の一つだと思います。
しかし、
すべての物件が
生まれ変われる訳ではなく
逆に人間が不動産をダメにしていく場合もあります。
長くなりましたので
続きはまた今度。