おはようございます。

夜明け前から降り出した雨で

クリスマスを迎えた沖縄です。


これまでも固定資産税については

何度か書きましたが

先日お客さんから

問い合わせがあったものですから

再度書きます。


不動産の売買契約が成立し

売主さんから買主さんへ

所有権が移転するのに伴い

固定資産税や都市計画税の

清算を行います。


ちなみに沖縄の場合は

都市計画税がないため

固定資産税のみの清算となります。


固定資産税は

その年の１月１日現在に

登記簿に登記されている人に

納税通知書が送付され

この人に納税の義務があります。


しかし、固定資産税は

”暦年”ではなく”年度単位”で

納税通知が来るため

所有権の移転（登記）の時期によっては

物件の所有者はとっくに変わっているのに

翌年度の納税通知は相変わらず

前の所有者（売主さん）のところに来る

なんていうケースがあります。


具体的には

１月１日から３月３１日の間に

所有権の移転（登記）を行った場合

翌年度（４月１日～翌３月３１日分）の

固定資産税の納税通知書は

前の所有者（売主さん）のところに届きます。


この場合の固定資産税の

清算には注意が必要です。


具体的には

新しい所有者（買主さん）が負担する額は

①引渡し日（所有権移転の日）～３月３１日分

＋②翌年度分の全額

となるのです。


しかし、これを単純に１月１日から１２月３１日までの

日割計算とすると

翌年の１月１日～３月３１日分は

清算されないまま

前の所有者（売主さん）が

負担しなければならないことになります。


↓　イメージにするとこんな感じです。




分かりにくい図ですが、

清算方法によっては

数万円の差が出て来ます。


ということで、

固定資産税の清算については

注意しましょうというお話でした。


不明な点があれば

補足にてご説明いたします。

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