沖縄のちょっと変わった登記簿
おはようございます。
子供に危険なオモチャを与えてはいけないように
アノ国には飛び道具は持たしちゃイカンですね。
さて
不動産の仕事では
不動産の登記に記載された情報を
確認するのは
日常茶飯事です。
ボクは賃貸担当なので
登記簿なんか見る必要ないですよ。あはっつ
と言う人も出て来そうですが
賃貸物件であっても
その物件の登記の情報は
確認する必要があります。
例えば
貸店舗物件を契約締結後
そこで営業を開始しようと思ったら
その建物に登記されている
建物の種類の制約上、
営業許可が下りなかった
というようなケースもあります。
また、
賃貸契約の貸主と
建物の名義人が異なり
あとでトラブルになるケースもあります。
また
賃貸契約をしたら
実はその物件に
差押えが入っていて
後日競売になり
入居者が退去を求められたり
新たな賃貸契約の締結とその費用負担を
求められた
など色々なケースがあります。
これらは、少なくとも
賃貸契約を締結する前に
登記の情報をチェックしておけば
事前に状況は把握できるものです。
よって、後々
責任を問われるのは
不動産業者です。
ですので
賃貸物件であっても
登記の情報は
ちゃんと調べるべきですね。
このような
トラブルにならないまでも
登記の情報を調べていると
色々な発見があったりします。
例えば
南国リゾートというお土地柄
沖縄のリゾート物件などでは
芸能人関連の会社名義だったり
物件によっては
芸能人本人の名前(もちろん本名)が
登記されていることがあります。
また
昔から手付かずの土地は
「琉球政府」の名義が
そのまま残っているものもあります。(笑)
また、先日
ある物件の登記の情報を
調べていたところ
役所が個人から取得した土地に
個人の抵当権が残ったままでした。(笑) 消し忘れ
登記簿は
過去からこれまでの経緯を
教えてくれる
貴重な履歴書です。