あわてる契約とあわてない契約
おはようございます。
沖縄は「夏」と言えども
まだまだ過ごしやすいですね。
さて
不動産屋の仕事に
契約があります。
不動産もビジネスので
お客様から
仲介手数料という報酬を頂いて
初めて会社の経営が成り立ちます。
その報酬を頂くまでの
仕事の流れの
一つの節目が
契約なのです。
ですので
不動産屋からすると
契約にこぎつけたいと思うのは
自然の心理です。
とくに
ノルマのある会社では
フォローが厳しいので
何とかして契約まで
持ち込みたいものです。
また、それには
心理的な理由もあるからです。
例えば
物件の購入に
迷いがあるお客様でも
いったん契約を締結した後で
「やっぱり購入を止めた」となると
契約上、手付金の没収となります。
本当はまだ迷いがある人でも
さすがに手付金を没収されてまでの解約は
しない人がほとんどですので
実質はあきらめることになります。
こうして
契約を締結頂いたあとは
解約となる可能性は低くなる
ということもあって
不動産屋は
契約を急ぐのです。
しかし
その気持ちが
前面に出過ぎると
お客さんをアオったりすることになります。
また
お客様を囲う目的で
契約を急いでしまうと
物件のチェックが不十分となり
後々トラブルに発展することもあります。
確かに、当社でも
お客様に早く契約をして頂くことを
お勧めする場合もあります。
しかし
これは
海の見える物件や
利回りの良い物件など
お客様に人気の物件など
理由があります。
これらは
お客様の反響も多く
場合によっては申込みが
重複することもあります。
この場合、
契約を早く締結頂いたお客様が
優先となりますので
こういった場合は
早く契約して頂くことをお勧めします。
また、
それら反響の多さを知って
売主さんが欲を出してしまい
値上げをしたり
または売却自身を止めてしまうこともあります。
ですので
それらの心変わりを防ぐために
少しでも早く契約を締結して頂くことを
お勧めする場合もあります。
それ以外は
基本的に
お客様がご納得いくまで
ジックリ検討いただきます。
納得するまで
検討いただいた方が
お客さんの意志が固まり
それによって後々のトラブルのリスクが
小さくなることもあります。
と言っても
通常は、お申込みを頂き
双方の条件が成就してから
一週間から十日くらいの間で
契約を締結頂くのが一般的でしょう。
不動産会社の都合で
お客様をアオったり、
また、あまり長く待たせすぎて
売主さんを不安にさせたりしないよう
このあたりのタイミングと
バランスを取るのも
不動産屋の大切なお仕事です。