人生観
出来の悪い・・・
おはようございます。
台風後の昨日までの天気は
まるで梅雨明けしたかのような
強い日差しでした。
さて、私たちが良く使う
”出来の悪い”には
色々な意味があります。
通常、モノ作りの世界においては
文字通りマイナスのイメージですね。
例えば、不動産の世界において
”出来が悪い”というと
欠陥住宅とまではいかないですが
間取りが中途半端だったり
人の動線が悪かったりと
どちらかというと使い勝手の面で
改良の余地があるという場合などが
これに該当すると思います。
一方、ビジネス社会では
”まったく、アイツは出来の悪いヤツだ”
というような場合に使いますが
これはどちらかというと
相手に対し愛着があるか、または、
今後、愛着に変わる要素を
持っているというものです。
例えば、前の職場で
やはり手のかかる後輩がいました。
彼は、社内やお客さんとの約束をよく忘れます。
また、お客さんのところに一緒に謝りに行った私の横で
居眠りをしたりと
マンガに出て来るようなタイプのヤツでした。
ビジネスの世界である以上
私もよく説教もしましたし
厳しくも接しました。
しかし、これだけ怒っているのに
不思議なことに、人としては憎めないものです。
それどころか
不器用なりに一生懸命な姿をチョットでも見ると
じわっと愛着がわいてきます。
人間は赤ちゃんとして生まれた時
自分の力では何もできません。
母親が抱きかかえてくれ
そしておっぱいを飲ませてくれて
初めて生きていくことが出来ます。
その後も母親の世話になっていくのですが モチロン父親にも
小さい頃に手の掛った子供ほど
愛着が強くなると言います。
例えば、子供が病気やケガをした時
心配で胸が苦しくなることがありますが
これは恋愛の時の胸の苦しみに
似ていると言います。
恋愛と一緒で胸が苦しくなればなるほど
ますます相手に対し
愛着が増していきます。
こうして、出来の悪い人ほど
周りから愛されて行くなんてこともあります。
世の中のバランスは
本当に良く出来ていると思います。
☆写真は北谷のアラハビーチが目の前の築浅・中古マンションのベランダより。
ビーチまで徒歩1分です。☆