沖縄不動産不動産業
不動産を売却する際に必要なもの

おはようございます。
夜中に湿気が降臨したようで
今日はムシムシした朝の沖縄でした。
さて
不動産の売却を
不動産業者に依頼する際には
大きく2つの手法があります。
1つは
1社の不動産業者のみに依頼をする
”専任媒介”と呼ばれる方法です。
もう1つは
複数の不動産業者に平行して
売却を依頼する
”一般媒介”と呼ばれる方法です。
信頼できる不動産業者に
全てお任せできるのであれば
専任媒介で依頼した方が
売主の手間は少なくなります。
一方
複数の不動産業者に
一般媒介で依頼すると
売主の手間は掛かりますが
不動産業者間で
競争の原理は働きます。
また
同じ専任媒介でも
売却を依頼する不動産業者を決定するために
コンペや相見積もりを行ない
事前に数社で競合させる方法もあります。
売主の立場からすると
事前に不動産業者の比較を行なった上で
1社に絞り込んでいますので
理想的な方法に思えます。
しかしながら
不動産業者の視点からすると
そうでない部分もあります。
まず
不動産業者の
事前比較を行なう際に
売主側に比較を行なう力があるかどうかです。
単純に
査定価格を比較するだけであれば
どの不動産業者も
高い査定を出せば良いだけです。(笑)
高い査定金額なんて
出そうと思えば
いくらでも工作できます。
しかし
不動産業者の中にも
信頼と信用を信念に
仕事をしている会社もたくさんあります。
そのような会社は
仕事欲しさに
高い査定を提示するようなことはしません。
状況や条件が変わらない限り
この金額であれば
買手が見つかるという査定金額を
提示します。
それを
査定金額が高いか安いかだけで
不動産業者を選定すれば
落選した業者だけからではなく
当選した不動産業者にも
売主はナメられることになります。
「この売主は選定能力が無い」と・・・・。
落選した業者からすれば
負け犬にしか聞こえませんが
当選した不動産業者からも
「この売主は楽勝~」と思われるかも知れません。
そして
色々な言い訳を駆使し
手を抜かれ
数ヶ月が経過すると
「やっぱりこの金額では売れないので
値下げしましょう」
となるのです。(苦笑)
よい良い不動産業者を
選ぶために行なった選考が
かえってアダになる場合もある
と言うことです。
「不動産は一生に一度の
大きな買い物」と言いますので
落選した不動産業者にとっては
その売主さんとは
二度と会うことの無いかも知れません。
しかし
だからこそ
売主側もしっかり勉強した上で
業者選考に望みましょう。
それが人としてのマナーだと思いますし
それが結果的に
間違えの無い選定につながるものです。