沖縄不動産
公取の立入り調査
り
おはようございます。
沖縄は、昨日までの
乾燥した空気に
お湿りの雨となりました。
さて、先週、
公取(公正取引委員会)の
立入調査がありました。
公取の立入調査というと
国税の税務調査と並んで
企業が恐れる強制調査です。
ちなみに
最も最強なのは
沖縄に組織はありませんが
特捜(検察庁特別捜査部)の強制調査です。(笑)
エアービーアンドビー(以降「エアビー」と略します)と言えば
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの
民泊の仲介サイトの会社です。
今回の立入りは
エアビーが
自社のサイトへの掲載の手続きをする際に
他社のサイトへの掲載を禁止するよう
求めていたという
競争相手の排除の容疑です。
ちなみに
不動産の取引でも
類似のケースがあります。
不動産業者が
売主さんから
物件の売却の依頼を頂く際に
売主さんと不動産業者にて
媒介契約を締結します。
その際に、
不動産業者は
他の不動産業者への依頼を排除する
”専任媒介契約”での締結を
働きかけます。当社もそうしています
しかし
これは国交省が認めている
正規な手続きです。
不動産の場合は
売主さんが納得しなければ
他の不動産業者へも
売却の依頼をすることも出来るからです。
これを
”一般媒介契約”と言います。
ちなみに
沖縄では
あるカテゴリーで
イケイケの不動産業者が
売主さんに対し
「ウチは専任(媒介契約)でしか
仕事をしませんから。」
と言って
他の不動産業者への依頼は
一切断らせているところもあるようです。(笑)
話がそれたので
民泊の話題に戻しますが
本来、民泊は
既存のホテルや旅館等だけでは
旅行者の宿泊先が不足しているため
自宅など既存の施設を宿泊先として提供し
旅行者との交流を楽しむのが目的でした。
それが
今は既存のホテル等を差し置いて
民泊施設が利用されたり
また、民泊施設が
投資やお金儲けの対象となったりと
本来の趣旨から
大きく逸脱して来ています。
今回の公取の立入りは
そんな状況に
クギを刺したものでもあるようにも
思います。
沖縄にも
飛ぶ鳥を落とす勢いの
イケイケの不動産業者もたくさんありますが
何でもヤリ過ぎは
得てして
本来の道を外れてしまうものです。
でも当社も1回は”飛ぶ鳥を落とす会社”って言われてみたい(笑)