その他
おはようございます。
ここのところ、ムシ暑さが控えめな夜が
続いていますので助かります。
さて、何かと話題の
中国の高速鉄道の事故の件ですが
中国の当局から
事故の原因が徐々に公表されて来ましたね。
まぁ、今回は
被害に遭われた方々を含め
中国国内からの圧力だけでなく
世界からは
今回の対応から
中国という国のレベルを
シッカリ見られてますので
”土に埋めて隠してしまえ!”だけでは
事態は収拾しないですよね。
その公表されつつある原因は
”システムの欠陥と管理者の操作ミス”ですが
いずれも”フェイルセーフ”という言葉が
使われています。
このフェイルセーフとは
簡単に言うと
何かアクシデントあったときに
システムが必ず安全を確保する方サイドに動作する
という考え方のことです。
私は、以前、信号システムの仕事に
かかわったことがありますが
今回のような鉄道や
日頃私たちが利用している道路交通の世界では
このフェイルセーフの考え方は
基本中の基本です。
例えば、
停電すると信号機は点灯しなくなりますが
その後、停電が回復したときには
信号機は必ず赤の点滅から動き出します。
赤の点滅だったら
誰でも注意をしましが
もし、これが
”青”の表示から動き出したとしたら
停電が回復した瞬間に
交差点の全ての信号が青になり
それを見た全ての運転手が
交差点に突入し
事故につながります。
信号機だけではありません
人の安全に関連するシステム、
例えば、機能はしませんでしたが
例の原発でも
必ずこの”フェイルセーフ”の思想が
システムの至るところに組み込まれています。
このフェイルセーフは
何もシステム上の話だけでなく
実は私たち人間にも
組み込まれているんです。
長くなりましたので
続きはまた明日。