沖縄不動産不動産業
おはようございます。
台風の影響で、湿度の高い
蒸し暑い朝となった沖縄です。
さて
不動産の取引においては
何らかの問題を抱えているものも
タマにあります。
家族や夫婦の不仲、
親戚も絡んだ相続問題。
近隣との人間関係、
騒音問題、
境界についての隣地との意見の相違、
建物や配管類の越境等。
項目だけを聞くと
どこにでもありそうな話ですが
実際にモメている当事者間の人間関係は
意外と根が深いものもあります。
以前、
ある不動産の売却の相談を
頂いた際のことです。
売主さんからは
「自分たちの実家だったところを
売却して欲しいと」の依頼でしたが
実家の売却にあたっては
兄弟と少しモメている
とのことでした
しかし、
売主さんからは
「それは解決できるので
話は進めてもらっても大丈夫」
とのことでした。
数日後
近所に住んでいるご兄弟に
タマタマお会いする機会がありましたが
いきなり激高されました・・・。
そして、もし、
その実家の売却を
当社が仲介するのであれば
「お前らもブッ殺す」と
脅されてしまいました。(苦笑)
可能であれば
事態の解決のお手伝いも
してあげたかったのですが
残念ながら根が深いものでした。
もしかしたら
売主はそこまで根が深いことを知りながらも
当社には知らせないで
トットと手放したかったのかも知れません。
いずれにせよ
こちらの不動産の売却については
ご丁重に辞退させて頂きました。
不動産の取引を行う際は
その不動産が抱えている問題を解消してから
次の所有者に引き渡しを行うのが
基本的な考え方です。
そうでないと
問題を抱えたまま引き渡しを受けた方は
不憫な思いをすることになります。
売主の方は
不動産を手放すことによって
煩わしい問題から解放される訳ですので
気が楽になる一方です。
しかしながら
買主の方は
これから先
それらの問題と悩みを抱えながら
生きていくことになります。
場合によっては
これまで、
ずっと我慢をしていた隣人が
所有者が変わったのをいいことに
不平・不満を一気にブツけてくることもあります。
買主の方は
タマったものではありません。
不動産を購入した人が
安心して新しいスタートを切れるよう
お手伝いするもの
不動産業者の大切な役割です。