不自然な流れを察知する能力
おはようございます。
今年も平日の残りは
あと18日しかありません。28日御用納めの計算でね
さて
以前、あるお客様から
不動産についてのご相談がありました。
そのお客様は
知り合いから
不動産を借りる予定ですが
第三者として
間に入ってもらえないか
というものでした。
狭い沖縄では
身内や知り合い同士で
不動産を譲ったり
貸し借りすることは
よくあることです。
しかし
ものごとが順調にいっているときは
身内でなくても
何のトラブルも起きませんし
不快な思いはしないものです。
それが
どちらかに
何か上手くいかない事情が生じたときは
いくら身内や知り合いであっても
コジれるものはコジれます。
逆に
身内や知り合いだと
言いたいことも言えなかったり
他人であれば
訴訟などの法的手段も取れるものが
身内や知り合いだと
遠慮や体裁もあり
それが出来なかったりします。
ですので
そうならないためにも
第三者を介在させておくことは
賢明だと思います。
不動産屋の役割は
取引がトラぶらないように段取りすることと
運悪くトラぶったときの仲裁でもあります。怒りの矛先や訴訟の相手ではありません
お客様から
ご相談のあった物件について
場所や用途などの概要をはじめ
知り合いとの関係や
貸し借りをすることとなった
これまでの流れ等を
ヒヤリングしました。
その話の中で
何か「フ」に落ちないものが
あるのを感じましたが
その時はそのままスルーし
頭の中では
今後の流れをイメージしました。
後日
その物件について
調査をしました。
お客様と知り合いで
ある程度話が出来上がっている事案は
得てして、気を緩めてしまいますが
そういう物件ほど
落とし穴があるものですので
シッカリ気を引き締めなければなりません。締まって行こ~う!
すると
今回の物件には
ひとクセ・ふたクセありました。
まず
物件の通行に使用する通路に
第三者との権利上の問題がありました。
また
登記の情報を調べると
その物件自体に
差押えがされていました。
何だか「フ」に落ちない予感が
珍しく当たっていました。(笑)
知り合いの方は
それを隠して
貸し出しをしたかったのでしょうが
バレてしまいました。
お客様から聞いていた用途からすると
今回の物件は好都合の立地ですが
これらを考慮すると
借用はお勧めしないものであることを
お客様に報告しました。
せっかくお声掛けいただきましたが
この話は流れてしまいました。タダ働き
不動産に限らず
話の流れに
不自然なところがあるときは
何か隠しごとがあると言うのは
世の常です。
ですので
帰宅が遅くなった時の言動にも
何か不自然なところがあるのを
世の中の奥様方は
ちゃんと分かっているものです。忘年会シーズンですのでお気をつけて(笑)