おはようございます。

沖縄はここしばらく

朝日が拝めない天気が続いています。


さて、現在、ある物件の

プチリフォームを進めています。


リフォームというより

補修に近い内容の方が多いのですが

それでも一応ハツリ工事なんかも

計画にはあります。


本来であれば

見積りから施工までを

リフォーム屋さんに一括で

お願いした方が

当社としては相手も見えて安心ですし

業務も効率化できます。


しかし、今回のように

補修に近い内容の作業が多いと

時間と技術さえあれば

一般の人でも作業が出来てしまうものも多いです。


そうすると、オーナーさんの視点からすると

目に見えて発生する費用は

一見、材料費だけで済んでしまうように思えます。


しかし、これらの作業を

業者さんに依頼すると

それなりの金額になります。


世の中の全般がそうですが

何かの作業を依頼すると

発生する費用で大半を占めるのは

人件費です。


特別なものや

規模が大きいものは別として

材料費はたかが知れています。


会社の経営でもそうですが

一番経費が掛かるのは人件費です。


工事屋さんにとっては

この人件費を

どうやって回収するかが

経営の最大のポイントでもあります。


しかし、この辺りは

オーナーさんの視点では

ナカナカ理解しにくいところでしょうね。


なぜ、数千円の部品を交換するだけで

１，２万円も支払わなければならないのかと

不満に思うかも知れません。


そして、業者さんの好意で

いくらか値引きをして頂いたとしても

また、どんなに良い作業をして頂いたとしても

オーナーさんの視点からすると

心から満足することはないかも知れません。


中には

”これだけ支払ったんだから

良い作業をして当たり前”

なんて気持ちもあるかも知れません。


このように、

オーナーさんと業者さんには

それぞれ感覚のギャップがあります。


そして、その間に立つのが

これまた不動産屋なのですが

両者の調整が上手くいかなかったりすると

間に立った不動産屋が

苦労することになります。


例えば、

お客さんが入居する前に

ハウスクリーニングが必要と思われる物件であっても

オーナーさんが

え～ぃ、掃除なんか自分でやるから
ハウスクリーニングなんかにお金をかけんでもいい！

なんて言って聞かない場合があります。


しかし、やはり一般の方の掃除と

専門業者さんが行うクリーニングでは

大きな差があります。


そのままでは

入居者の方にご迷惑をかけることになりますので

こんな時はあらためて

当社でクリーニングを行う場合もあります。


不動産の売買における仲介手数料も

お客さんにとっては同じ感覚かも知れませんね。


不動産屋がどんなに頑張っても

”これだけの金額の仲介手数料を支払っているんだから

やって当たり前”

と思うのが自然な流れでしょう。


当社ではヤンバルの物件に向かう時は

一般道ではなく

高速道路を使います。


高速代という対価を支払って時間を買い

その分、物件をジックリ調べたり

お客さんとの会話に当てたり

他の仕事に費やしたりします。


世の中には、

時間や手間はお金で買った方が

良い場合もありますし

実際それを業としている会社もたくさんあります。


しかし、いざ出費となると

なかなか足が進まないところかも知れませんね。