雨漏りする家

takahiro

2017年10月17日 08:52



おはようございます。

この時期の沖縄の天気予想は

当選確率が低いですね。。


さて

不動産の困りごとの一つに

雨漏りがあります。


以前

あるお客様から

「雨漏りしたことがあるお家ですけど

ちゃんと売れますかね・・・」

とご相談を頂きました。


雨漏りというと

一般的には

欠陥住宅のようなイメージがあるので

このお客様も

それを心配していらっしゃいました。


もちろん

状況にもよりますし

そのぶん、価格は安くはなりますが

雨漏りした家でも

ちゃんと売却出来ます。


そのためには、

雨漏りの状況・原因を

的確に把握することが必須です。


しかし

雨漏りの原因を見つけるのは

専門業者さんでも

なかなか難しい場合もあります。


沖縄のお家は

鉄筋コンクリート(RC)造で

陸屋根タイプ(屋根が平らなもの)の建物が多いので

昔のマンガに出てくるのように

屋根に空いた穴から

しずくがボタボタ落ちてくるようなケースは

マズありません。(笑)


そうすると

屋上の防水シートや塗装に亀裂が入ったり

サッシ周りなどのシーリング材の隙間から

雨水が浸入してくるケースが多いものです。


また

沖縄の場合は

台風による猛烈な風の影響で

建物の換気口や

エアコンのスリーブ穴(室内機と室外機とつなぐ壁の穴)部分から

雨水が室内に入り込むことがあります。


これは

吹き込みと言い

厳密には

雨漏りとは違いますが

お家を購入する側からすると

雨漏りと同じ扱いになります。


これらの原因を

キチンと突き止め

その対策が施してあれば

もう雨漏りはしません。


また

雨漏りが発生した際に

濡れてしまった

天井や壁やクロスを

痕跡が残らないように

張替えしてあげれば

もう雨漏りがあったことさえも分かりません。


しかしながら

これらも費用が掛かることですので

もし張替えが出来なければ

そのままでも売却は可能です。


しかし

そのぶんは

さらに価格は安くなります。


大切なのは

雨漏りの原因が判明し

その対策が実施してあることです。


その上で

それを買主さんにも

ちゃんと告知することも大切です。


見た目では

もう雨漏りの痕跡が残っていなくても

それを承知で購入したのと

知らないで購入したのとでは

買主の心象は大きく違い

トラブルの防止にもなります。


いずれにしても

雨漏りした家でも

適切に対処すれば

売却は可能です。

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