沖縄での木造住宅

takahiro

2011年07月30日 09:05



おはようございます。

今朝は突然の雨で目が覚めました。


先日、

ある木造の住宅メーカーさんの

説明会に参加してきました。


こちらの会社は

全国規模の大手の会社ですが

正直、私なんかは

有名タレントを起用した

コマーシャルで

会社の名前を知ったほうです。広告先行型


昨年、沖縄に現地法人と

展示場を設立されましたが

全国では沖縄が一番最後だったそうです。


やはり、沖縄と言うと

”台風銀座”というイメージが強いので

木造住宅に対する

抵抗があったのでしょう。


日本人の場合は

子供の頃から読み聞かされた

”三匹の子ぶた”の童話の中で

二番目の子ぶたが建てた木造の家が

オオカミの息で吹き飛ばされてしまった

というストーリーから

”木造=強風に弱い”というイメージが

潜在的に刷り込まれていますからね。

ちなみに”三匹の仔ぶた”はイギリスの童話


沖縄も、昔は木造の住宅でしたが

今のようなコンクリートの家になったのは

それなりの背景があるハズです。


年配の人たちに話を聞くと

木造にトタン屋根の家の頃は

台風がやって来ると

屋根に縄をはわして

台風が通り過ぎるまで

家族でその縄を持って

屋根が飛ばされないようにしていたそうです。


また、昔は、台風の時に

その飛ばされたトタンの屋根で

首を切って亡くなったという人も

いたそうです。


こんな話ばかりを聞くと

マイナス面しかないようですが

しかし、木造には

自然の木が持つ”温かさ”があります。


また、家づくりの面では

間取りなどの設計がフレキシブルですので

家をつくる人の要望にこたえやすいという

メリットもあります。


今回のメーカーさんも

基礎や壁や屋根などの耐力を強化したり

サッシもビル用のものを使用するなど

台風対策を施してあるそうです。


また、県外の人には

意外に知られていない

沖縄に多いシロアリへの対策も

強化してあるそうです。


世の中には、

色々な技術があり

それぞれに強い面・弱い面

そして特徴がありますので

それらを勉強しながら

お客さんにも情報のご提供が

出来ればと思います。


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