沖縄沖縄移住
イムゲー(芋酒)
おはようございます。
処暑を過ぎても
沖縄の暑さは
まだまだ峠を越しそうにありません。
お話しですです。
・沖縄の代名詞オリオンビールと泡盛
さて
沖縄のお酒と言えば
オリオンビールと泡盛ですね。
ビールがあまり好きで無い人でも
沖縄に来たときは
まずはオリオンビールで乾杯する
と言われるくらい
オリオンビールは沖縄の代名詞の一つでもあります。身売りしちゃったけどね
同様に
泡盛も沖縄の夜を楽しむには
欠かせない飲み物です。
そんな泡盛は
琉球王国時代は
当時貴重であったお米と水を使用することから
貴族しか飲むことの出来ない貴重なお酒でした。
・イムゲーとは
これに対し
一般庶民は
甘藷(かんしょ)や黒糖など
身近にある材料を利用した
イムゲー(芋酒)という
自家製のお酒を飲んでいました。
ちなみに甘藷とは
サツマイモのことです。
沖縄では琉球芋とも呼ばれています。
当時、
イムゲーの酒造に対しては
何の規制もなかったため
イムゲーは一般庶民に
広く親しまれていました。
しかし
明治の時代に自家造酒を禁止する
酒造法が出来ると
イムゲーは一気に下火になり
誰も作る人が居なくなりました。
・イムゲーの復活
そんなイムゲーが
1世紀ぶりに
沖縄で復活しました。
沖縄の酒造所3社が
イムゲーを造酒し
このたび商品として発売しました。
昨日は
そのお披露目イベントがありました。
・復活したイムゲーの種類と味
今回発売されたイムゲーは3種類です。
アルコール度数
25度が2種類と37度です。
いずれも
使用している甘藷・黒糖
開栓すると
やはり芋の香りがします。
また、いずれも新酒ですので
アルコールの香りが
まだ若いです。
アルコールの元気強さと
芋の味が混じり
味は芋焼酎とラム酒を
混ぜた感じです。
基本的に泡盛とは違う味です。
イムゲーも蒸留酒ですので
少し年月をおくと
味も香りもコクが出て
一段と美味しくなるそうです。
とくに芋焼酎好きの方は
ハマるかも知れません。
・すべては沖縄の文化・伝統をまもるため
近年
若い人たちのアルコール離れと
地元の人たちのハイボール指向により
泡盛の消費は激減しています。
泡盛の酒造所は
零細企業がほとんどで
中には家族2、3人で経営しているというところもあります。
そのような経営環境の中
泡盛の売上の減少は
即、酒造所の存続の危機につながります。
そしてそれは
泡盛という沖縄の文化や伝統が
衰退してしまうことになります。
ですので
本当はあまりお酒の好きではない私も
身を粉にして
夜な夜な泡盛の消費に努め
沖縄の文化と伝統の維持・継承に
貢献しているのです。(笑) ← 妻に読んで欲しいところ
沖縄の地元の皆さんも
ハイボールもイイですけど
同じくらい泡盛も飲みましょうね。。