沖縄仕様の契約書類

takahiro

2014年09月18日 08:44



おはようございます。

昨日のブログで

”今年の沖縄はそんなに台風が来ない”

なんて書いたら

早速進路変更して

向かって来るようですね。短期なヤツ


さて、

おとといの内容の続きです。


不動産の契約に際して

説明が義務つけられている

”重要事項説明書”についてです。


重要事項説明書のポイントは

「もしこれを最初から知っていたら

この物件は買わなかった(借りなかった)」

という観点です。


ただし

不動産の場合は

「もしこれを」に気が付くのがスグにではなく

”将来建替えしようと思ったら

実は建替えが出来ない物件だった”

という具合に

10年単位で発覚するものもあります。


また、

不動産は高額な買い物ですので

万が一、トラブルになって

契約が「白紙撤回」

なんてことになると

タ~イヘンなことになりますので アジさんもビックリ

不動産屋は

慎重サイドに対応するものです。


その結果、

細かいことでも

重要事項説明書に

書いてしまえ記載することになります。


先日、ある大手の業者さんの

重要事項説明書を拝見させて頂きましたが

ページ数は150ページ以上。


内容は

ペットの可否など

一般的なものから

「近くにバス停があるのでバスの発着音が聞こえます。」

など、一見当たり前に思えるようなことも

安全サイドの考え方で記載してありました。


まぁ、最近は

そのようなことでも

モンスターになるケースもありますからね。(笑)


ちなみに

その業者さんの契約書は

お客さんが条文を

ちゃんと確認したかどうかを残す証として

契約書の1ページごとに

お客さんに確認印を押してもらうように

なってましたね。確認印だけで30ページ


このように

重要事項説明書は

全国的に年々細かくなっていくのですが

沖縄の場合、

私たちが当たり前に思っていることでも

県外の方にとっては

ビックリするような

沖縄独特の事象や現象があったりします。


例えば

台風時の強風や

サッシ周りからの吹き込み。


米軍の基地の周辺では

戦闘機やオスぷれいの騒音。


戦時中の不発弾が

地中に埋まっている可能性。


ヤモリやムカデやヤスデ(通称ヤンバル虫)

などの虫が多いこと。


ハブやマングースや

ヤンバルクイナの出没。


ユタさん、ノロさん・・・etc。


沖縄の不動産の

重要事項説明書は

県外のものよりも

さらにブ厚くなっていくことでしょう。(笑)