重要事項説明は何が重要なのか

takahiro

2014年09月16日 09:19



おはようございます。

今週、来週と祭日が続きますね。


さて

不動産の契約手続きの中に

”重要事項説明書”の説明

と言うのがあります。


重要事項説明書は

不動産に限らず

保険の契約の際などにも

同様な仕組みがありますが

簡単に言うと

”契約の前に

大切なことを今一度説明する”

という主旨のものです。


とくに

保険の契約書の約款は

複写式の契約書の裏っ側に書いてある

あの虫メガネじゃないと見えないような

小さい字で書いてありますので

普通の人は

これに目を通す機会は

まずありません。


それなのに昔は

何かの機会に

いざ保険を使おうと思っても


契約書の約款に書いてありますが
これは保険の適用外ですね。

って平気で言われる時代がありました。(笑)


これじゃあ

さすがにヒドイ

ってことになり

契約の前に

重要事項説明書で

事前説明を行い

内容を十分理解いただいた上で契約して頂く

という風に、

手続きが長くお固くなりました。(笑)


不動産も

扱う金額が大きいので

契約の前に

この重要事項説明書で

今一度大切なことを

ご説明するのですが、

その内容は年々複雑・多様化しつつあります。


そして

法律に関連する専門用語も

たくさん出て来ますので

一般の方には

なかなか理解が難しい内容も多いものです。


しかし、

専門用語が飛び交う内容に限って

実はそれほど大切なものでは無い

なんて項目が多いものです。


このように

重要事項説明書には

専門用語が飛び交う

それほど大切では無い内容と

購入者にとって本当に大切な内容とが

混在しています。


それを

全ておなじ論調で

お経を読むかのように

条文をそのまま読むなどして

お客さんに説明しても

お客さんも長く退屈なだけで

どれが大事で

どれがそうでない

ということは

ナカナカ分からないものです。寝てる人もタマにいる


ですので

不動産屋としては

この辺りを理解して

お客さんに上手に説明することが求められます。


そうでないと

せっかく時間を掛けて

わざわざ文書まで読んで

説明したのに

何か問題が発生した際に


確かに読んだかもしれませんが、その時は内容を理解出来ていませんでした。
もし理解出来ていれば、この物件は購入しませんでした。

なんて言われちゃうこともあります。


今の世の中は

確かに読んだという事実があったとしても

相手がちゃんと理解出来ていなければ

説明したうちに入らない、

と言われることさえもあります。


おっと

この話、

長くなりそうなので

続きはまた明日。 週明けの長文はスルーされちゃう