不動産は賃貸か売買か(オーナー様編)つづき

takahiro

2018年12月15日 08:22



おはようございます。

12月でも温暖な沖縄に

クリスマスが近づくと

小学校の教科書で見た

ビーチでたわむれる

オーストラリアのサンタさんの写真を

思い出します。。


さて、

忘れないうちに

昨日の続きです。(笑)


不動産を所有する

オーナーさんからよくある

「売った方が良いか、貸した方が良いか」

というご相談についてでした。


そのうち

賃貸については

よほど需要が強い地域でなければ

ワリが合わないという

2つ目の理由についてです。


それは

最近の賃貸市場は

オーナーさんの費用負担が

増えているためです。


具体的には

・室内のクリーニング

・畳の表替え

・クロス、障子、ふすまの張替え

・カギ交換 など、

以前は入居者から預かった敷金から費用を捻出し

実施するのが当たり前だった内容です。


しかし

これらについて

入居者が通常の生活をしていた場合は

全て貸主が負担する風潮になって来ています。


実際、

これらの費用を

貸主vs借主のどちらが負担するか

について争った判例もあります。貸主が負けた


また

2020年に改正される民法では

貸主負担が規定されます。


そうすると

せっかく家賃収入があっても

出ていくお金も増える

という構図になるのです。


さらに

築年数の経過した物件となると

設備や給排水の不具合も

発生する可能性が高まりますので

貸主の出費がさらに増える可能性が高まります。


これらのことから

今回の本題の

「賃貸と売却のどちらが良いか」

については

所有する不動産が

賃貸需要の強い地域でない場合は

「賃貸」の選択肢は無くなり

おのずと「売却」になってしまう

ということです。



じゃあ、沖縄不動産バブルに便乗して高値で売ってしまおう!

とおっしゃる方も多いですが

これも一筋縄では

イカなくなって来つつありますよ。


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