家を建てる際の三種の神器(つづき)

takahiro

2018年02月20日 09:09



おはようございます。

学校によっては

もう卒業式が終わったところも

あるんですね。


さて

昨日の続きです。


家を建てる際の

三種の神器と呼ばれる

確認申請書類という

大切な書類が

見当たらないという話でした。


今日は

その三つ目の理由についてです。


唐突ですが

それは

そもそも

その書類が

無いからです。



どういう意味ですか?あはっ


三種の神器のうち

”検査済証”という書類は

そもそも発行されておらず存在しない

という意味です。


家を建てるとき

確認申請書と確認済証の手続きによる

役所のチェックは受けていても

家が完成したあとの

役所の完了検査は受けていない

ということです。


完了検査を受けていないので

役所から検査済証も当然に

発行されていないのです。



え~、じゃあ、役所がOKした通りに家がつくられているかどうか
分からないじゃないですか~。あはっ


そうなんです。


完了検査を受けていない理由は

確認申請後に

増築や改築などの設計変更を行なったために

役所の完了検査を受けられなくなった

というように

家を建てる側(施主)の

事情によるものもあります。


しかし

家を建てる側は

素人ですので

自分がリクエストした設計変更によって

完了検査が受けられないなんて

分からないでしょうし

仮にそれを言われてもピンと来ないでしょう。


そもそも

この検査済証が

次に必要となるのは

家を売却するときです。


家を建てるとき

ほとんどの人は

そこを一生の住み家と考えますので

検査済証が必要となる場面は

想像もしません。


ですので

そこは

建築士さんや

建築業者さんが

将来のことまで考慮し

「検査済証が無いと売却するときに困りますよ」

と適格なアドバイスをすべきだったと

思います。


まぁ

そうは言っても

平成の初め頃に

建てられた家の中で

検査済証の発行された家は

2割程度だそうですので

世間では完了検査を受けないというのが

当たり前に横行していたのでしょう。(苦笑)


その後

時代は変わり

役所の完了検査を

キチンと受けるのが当たり前になりました。


金融機関によっては

住宅ローンの際に

検査済証が発行されていることを

確認するところも

出てくるようになりました。


こうして

今では

大半の家で検査済証が

発行されるようになりました。


しかしながら

まだ1割程度のお家では

役所の完了検査を受けていないそうです。


こうなると

建築士さんや

建築会社さんの

モラルも問われます。


そんな家造りの会社に当たらないよう

どうぞお気をつけ下さいませ。


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