不動産を売らせない不動産屋
おはようございます。
週明けは
マタマタ冷えそうですね。
さて
先日、当社が加入している
全日本不動産協会の
法定研修がありました。
不動産の仕事も
日々現在進行形ですので
知識や情報を
常にメンテナンスしていないと
「気が付いた時には、
法律から外れた業務をする不動産屋になっていた」
なんてことにもなりかねません。(笑) 歳をとると頭も固くなるし
今回の研修の講師は
不動産鑑定士さんでしたが
不動産鑑定士は
土地家屋調査士さんと並んで
昔からある
いわゆる「士業」として
法律に則った業務を
意識されています。
一方
不動産業者は
売主と買主の「感情」に
はさまれながら
同じく法律に則った取引を
サポートしています。
ですので
不動産業者の心境としては
取引が終わったあと
充実感とともに
取引のケースによっては
開放感もあるものです。(笑)
また
不動産業者は
オーナーさんから
売却の相談があったり、
お客さんから特定の不動産を
購入したい旨の相談があると
基本的には
その実現に向けて
積極的に後押し
その成果報酬を頂きます。
しかし
今の沖縄は
プチバブルに踊らされたオーナーさんが
金額に目がくらんで
安易に不動産を手放すケースが
増えています。
とくに最近は
沖縄の魅力の象徴となるようなロケーションを
外資系に売却しているケースが目立ちます。
また、
在日米軍や自衛隊の施設向けに
貸している軍用地を
他国の人に売るなど
本来、他国から日本を守るための施設の土地なのに
その土地の所有権は攻撃する側の国の人が持っている
というヘンな構図になっています。(苦笑)
これらの取引は
何れも不動産屋が介在していますが
このとき不動産屋のモラルが
問われます。
ソーラーパネルを設置するために
山林を伐採してでも
土地を売ろうとしている
不動産屋と同じです。
今回の研修の講師の方からは
これらのケースを含め
大切な沖縄を守るために
秩序のない取引をさせないようにするのも
沖縄の不動産業者の
大切な役割である
とのコメントがありました。
もちろん
不動産業者も
報酬を頂いて
生きていくためには
背に腹は変えられない面もあります。
しかし、
これらの秩序のない取引に
介在している不動産業者は
生きていくためには困らないくらい儲かって
余裕のある会社さんがほとんどです。(笑)