表に出ない不動産のウラ側。
おはようございます。
週末に向けて
天気が右下がりのようですね。
さて
巷には
「当社には表に出ていない物件が沢山あります」
と言うのを
不動産屋がたくさんあります。
不動産の情報は
売主さんから
一社単独で売却を依頼された場合
それを”レインズ”という
不動産業者間のシステムに
登録することが
法律で義務付けられています。一応罰則もある
売却を依頼した
不動産の情報が
その不動産業者によって囲い込みを受けるなど
売主さんが不利益を被ることの無いよう、
業者間でちゃんと共有され
結果的に早く・良い価格で売却されるように
するためです。
しかし、
実態はそれがなかなか実行されず
残念ながら
法律も罰則も形骸化しているのが
実情です。
それは
この仕組みには
利害が相反する部分が
大きく2つあるからだと考えています。
1つ目は
切実なケースで
当社でもタマにありますが
売主さんが売却の情報を
表に出して欲しくない場合です。
例えば
先祖代々の土地であったり
親から相続したような土地は
親戚などへの手前もあるので
コッソリ売却したいものです。売る前にバレると「何で売るんだー」って止められる
また
債務超過の傾向にある人などは
金融機関にバレないよう
これまたコッソリ処分したい
というケースもあります。
これらを売却するとき
ネット広告に載せてしまうと
誰でも見ることができ
それがきっかけで
バレてしまうこともあります。今は浮気もfacebookでバレる時代(笑)
ですので
こういうケースでは
ネット広告の際に
場所を特定しないようにしたり、
広告自体も掲載しないこともあります。
タグ付けされないよう「いいね」ボタンも安易に押さない(笑)
2つめは
不動産業者の
報酬の面です。
不動産業者が
売主さんから依頼された物件情報を
同業者間にも広く共有することは
仲介手数料が半額になる
可能性も高くなります。
同業者が買主を見つけた場合は
仲介手数料は
その業者と折半になるからです。
同業者は買主さんからもらって、自社は売主さんからもらう
ですので
不動産業者には
「売主さんから売却を依頼された物件の情報は、
一般のお客さんには幅広く周知したいが
同業者には広めたくない」
という潜在的な心理があります。(笑)
先日
近所のオバサンが
事務所にユンタクしにやってきました。雑談みたいなもの
そのときの話ですが・・・。
おっと
この話
なかなか終わりそうにありませんので
続きは